第1話 はじめまして ~出産ドキュメント~
はじめに...
私KoMaは2015年7月に男の子を出産いたしました。
現在(ブログ開始当時)8ヶ月の本当に珠のような赤子です。
それは暑い暑い夏の日でした。
はちきれんばかりのお腹を抱え息子との対面を心待ちにしておりました。
そんな親の心子知らず...腹の子は予定日を華麗にスルー。
今か今かと陣痛を待ち、2日に1回になる検診、
胎児の心音検査に胎盤の機能チェック、内診グリグリ...
痛みに耐える私...そして我が息子...
ビクともしませんでした(笑)
やるじゃねーか息子!!
へたれでティッシュ並メンタルの母とは大違い。
結局10日過ぎたあたりで入院、促進剤を打ちました。
夜中に7分間隔ぐらいの陣痛で目が覚めてしまい
そこから陣痛間隔アプリでタイム計測、
じわじわと痛みが強くなってきたので気を紛らわせるために
妊婦ライフを振り返ってみました。
階段の上り下りが辛かった事...
サッとしゃがめない事...
逆子運動の滑稽さ...
仰向けの大の字で寝れない事...
動きがとにかく鈍かった事...
10ヶ月の思い出に浸っている最中にもまた押し寄せる激痛の波、
例えるなら1、2日目の生理痛X6ヶ月分が一度に押し寄せる感じ。
私は割と重い方なので痛いのですがなんとか我慢のできる痛みでした。
そこから分娩室...
ではなく、他の人がお産の最中&帝王切開の手術待ちの人もいたので(私3番目...)
子宮口6センチの私は分娩の控え室...の控え室で待機することになったのです。
その部屋には小さなテレビとベッド、胎児の心音を計測する機器類ぐらいしかなく
簡易的な部屋でした。
そこで私は時折押し寄せる激痛の波を紛らわせるアイテムを探しました。
旦那には連絡していたので移動直後に旦那到着。
その手には痛みを分散させると噂のテニスボール...
など持っているわけもなく、痛みと私との孤独な戦いは続くのでした。
(まだ余裕があったので初陣痛記念として写メは撮っておきました)
ちょうど「ノンストップ」をぼんやりと観ていたら
ドア一枚で区切られていた分娩室から突き抜け、私の不安をMAXまで高めさせる
大絶叫が耳に刺さりました。
大絶叫曰く、
「もう無理」「痛い」「ギャーーー」「ムリ無理ムリ」
私「...」
旦那「...」
ええ、もう双方共に引いております。ありがとうございました。
旦那に至っては見たことないぐらい顔が引きつっておりました。
私思いました。
「なんてことしやがる...私ビビっちゃったし、旦那ひいてんじゃねーか。
ムリじゃない!頑張ろうよ!じゃあ、続きは明日!...なんてできんしっorz」
痛みで若干イラついていたので強めにそう思いました。
(頑張ってるのにごめんなさい)
一旦引いちゃった旦那を撤収させて私VS陣痛のバトルを再開させました。
いよいよ陣痛の間隔も短くなり、痛みも強くなりました。
ここで孤独な戦士気分の私の相棒のテレビは「バイキング」放送中。
意識が朦朧とする中でなぜかIKKOさんだけははっきりと覚えていました。
テレビで気を紛らわせていたら、ベテラン看護師(助産師)的な人が
ベテ 「痛い?も~っと痛くなるからね(笑)」
と言いました。
どうやら敵は陣痛だけではなかったようです。
うっすら殺意が芽生えましたが言うわけにもいかないので
私 「...テレビ見たいから」
としょぼい反抗をしてしまいました。反省orz
数分後、突然便意のような感覚に襲われ、
助産師さんに確認してトイレに行きたいと告げました。
「ちょっと見てみるねー...あら、これ頭だよ!」
私がう○こと思っていたソレは息子の頭だったのです。
しかしまったく余裕のない私は聞き分けのない子になっていました。
ひたすらトイレに行きたい、もう出る(う○こが)を小声で連呼。
まだ勘違いの真っ最中でした。
(お食事中の方申し訳ございません)
急遽、分娩室へベッドごと移動。
帝王切開で手術待ちの方を追い抜いてしまいました。
向こうの方も心の準備をしていただろうに...
フライング出産になりました。
先ほど私たち夫婦に強烈なインパクトを残した方のように
大絶叫するのかと思いきや私が発した言葉は
「...おう。」
だけでした。
痛みの感じ方は人それぞれだと思いました。
途中院長待ち(?)で息子の頭が出たまま抑えられましたが
割とすっぽり出でくれました。
出てきたばかりの息子は紫がかった色をしており、
体液や血液でドロドロでした。少しグロかったです。
ポンと胸に乗せられたとき看護師さんに
「かわいい...かわいい?」と真顔で聞いてしましました。
看護師さんは優しく「大丈夫」と言ってくれました。
まあ、外気に触れると肌の色になりました。ヨカッタ...
その時「旦那さん来ましたよ!入ってもらいます?」
と言われましたが丁重にお断りしました。
だって...男の人は血が苦手って言うし
二人目とか考えたら不安だったんですもの...
しばらくして私も落ち着き、
旦那も無事に息子に会えましたとさ。
入院中は授乳で2時間ごとに呼び出しがありましたが
ご飯は出てくるし洗濯、掃除もしなくていいし快適に過ごしていました。
この時私は、退院したら息子とともに歩むキラキラママライフを妄想しておりました。
これから地獄の日々が始まるとは夢にも思ってもなかったのでした...
それではこの続きはまた次回に!
このブログでは育児日記、育児用品の紹介、実際試してみた育児テクニック
なども随時掲載したいと」思っております。
乱文ではございますがどうぞよろしくお願いします(^^)KoMa☆彡